【ニュース】食べたら箸が折れるお弁当

news.yahoo.co.jp

過去に調理に関わっていた身としては(調理師免許有り)気になるニュースです。

 

気持ちとしては、「義務教育期間中は給食を提供して欲しい」

現実としては、「予算や施設の関係もあるし、仕出し弁当が精一杯か」

 

配送時の食中毒リスクも理解できます。

この内容をこのお値段でというのは(もちろん公費助成があってのことですが)家庭では中々できることではありません。

 

我が家の子供達の学校は校内調理で毎日温かい給食をいただけます。

保育園も園内調理で有機野菜、化学調味料不使用など、健康第一な配慮がなされています。

工夫を凝らしたメニュー、お友達と同じものを食べ、会話も弾む。

子供達は給食が大好きです。

 

長期休暇は学童保育を利用しますが、そこでは保護者有志が注文弁当を取りまとめています。

しかし利用率は高くありません。

子供達は基本「NO」、お弁当を作って欲しいと言ってきます。

やはり、冷たいお弁当が嫌なのだとか・・・

(我が家は、保温ジャーなどを活用し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べられるようにしています)

 

もちろん食の基本は家庭ですから、朝晩の食事がきちんと整っていれば給食にさほど頼らずともという意見も理解できます。

一方で、共働きや介護などで余裕のない家庭が増えていること、貧困問題などから、給食が命綱になっている家庭があるのも事実。

 

大人は、「朝晩しっかり食べておけばお昼は軽くてもいいか」など自分でマネージすることができますが、成長段階の子供では難しいでしょう。

そう考えると、せめて義務教育の期間は温かく栄養バランスの整った給食を食べる機会を作り、一生の健康の土台となる正しい食の知識と食習慣を身につけて欲しいと思うのです。

 

 

「腹が減っては戦ができぬ」