【家庭問題】体罰はなぜ認められているのか

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賛成意見7件に対して反対意見21件というところに、体罰問題の根の深さを感じざるを得ません。

 

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道端で大声あげて暴れている成人男性がいました。

通りがかった人がその人に注意をしました。

しかしその成人男性は行為をやめません。

通りがかった人はやめさせるために手を上げました。

この場合、通りがかった人は暴行罪もしくは傷害罪に問われる可能性があります。

 

道端で大声あげて暴れている子供がいました。

通りがかった人が子供に注意をしました。

しかし子供は行為をやめません。

通りがかった人はやめさせるために手を上げました。

この場合、通りがかった人は暴行罪もしくは傷害罪に問われる可能性があります。

 

道端で大声あげて暴れている子どもがいました。

父親が子どもに注意をしました。

しかし子どもは行為をやめません。

父親はやめさせるために手を上げました。

この場合、父親は懲戒権を主張して自身の行為を正当化する可能性があります。

 

 

・第822条(懲戒)
親権を行う者は、第820条の規定による監護及び教育に必要な範囲内でその子を懲戒することができる。

 

・新版注釈民法(25)

「懲戒のためには、しかる・なぐる・ひねる・しばる・押入れに入れる・蔵に入れる・
 禁食せしめるなど適宣の手段を用いてよいであろう(以下、省略)」

 

 

大人に対して行われたら、異常であり、違法となる、叩くなどの行為が、弱い立場にある子どもに対してだけ、今なお使用され続けています。

日本の民法が参考にしたというフランスやドイツでは、既に懲戒権は削除されています。

 

子どもへの体罰は、子どもの自尊心を大きく傷つけます。

それは何年も経って加害親が忘れた後も、その子を苦しめることがあるほどです。

 

そんな思いをする子どもが一人でも減るよう、社会全体が変わるべきではないでしょうか。

 

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