【子育て】スキンシップが苦手なお母さんへ
私、自他共に認める子供好きです。
学生時代から子供に関わるボランティアやバイトをしたり、就職時には本気で悩んだりもしました(最終的にはもう一方を選びましたが)
一応保育士免許・調理師免許持ちで、保育・託児施設での勤務経験もあります。
自分の三人の子はもちろん可愛いです。
子供達のお友達も我が子のように可愛い。
なんなら街中ですれ違うどの子も可愛い。
そんな私ですが、実は子供(我が子)とのスキンシップが苦手です。
仕事のときは問題なくスキンシップができていたのになんでだろう?
もしかして子供に愛情を持てていないのか?
そんなことを考えたりもしました。
スキンシップ頑張ろう。
仕事の時は出来たんだから意識すればきっとできるはず。
そんな風に試してみたこともありました。
でもある時気付いたんです。
私、そもそもスキンシップが苦手なんだって。
昔お付き合いをした相手からも指摘されたことがありました。
「甘えるのが苦手というかドライというかクールだよね」
ドライとかクールって、なんか洗濯みたいだななんて思ったり(笑)
実はこのお相手とは、お互い結婚後も仲良い友人関係が続いていまして(決して怪しい関係ではなく!)
子供達がそこそこ大きくなってきた頃、とある悩み相談に乗ってもらっていた時に言われました。
「もっと肩の力抜いて、周りの人に頼って、甘えなよ」
あぁ、そうか。
色々もやもやしたものが少し晴れたような気がしました。
私の両親は共働きで、私が小さい頃は単身赴任で海外にいることが多かったのです。
主に父のみでしたが、母がいないこともしばしば。
祖父母と同居、兄や従姉妹たちもいて賑やかな生活だったので、寂しいと感じたことはないのですが、そういえばあまり両親とはあまりスキンシップをとらなかったかも。
いや、両親は普通(むしろ父はベタベタ)だったのに、私が避けていたのかも。
決して両親との関係は悪くなく、むしろ世間一般の平均よりは仲が良い親子だと思います。
ただ、離れている時間は長かったので、頼ったり甘えたりするよりは自立心というか、なんでも自分で解決する方だったと思います。
きっと、私の気持ちの問題(というよりは特性)だったのでしょう。
ママ友さんが増えていく中で、私と似たような気質の人に出会うこともありました。
話を聞いてみると、やはり似たような経験をしていたり。
必ずしもではありませんが、自立心の強さと甘え下手とスキンシップの不得手、根っこが同じケースは少なくないような気がしています。
さて、そこから私がどう変わったかというと・・・離婚が大きなきっかけになりました。
シングルマザーとして三人の子供を抱え、一人は心身共に深い傷を負っていて、とても一人でどうにかなるものでもない。
周りにヘルプを発信しました。
正確にいうと、周りはずっとヘルプを受け止める準備をしてそのメッセージを送ってきてくれていたのに、やっと自分が気づくことができました。
頼ることは悪いことではないんだ。
みんなの力を借りてもいいんだ。
そう思えた時、とても気持ちが楽になりました。
正直にいうと、今でもスキンシップは苦手ではありますが、子供が求めてきた時は受け止められるようになりました。
それはきっと、親だけでなく友人や他人に、自分が受け止められる経験をしたからだと思います。
今、子供とのスキンシップで悩んでいるお母さんがいたら、自分の経験を踏まえ、こんな風に声をかけてあげられたらと思います。
きっと責任感の強い頑張り屋さんなのでしょう。
これまでたくさんのことを自分の力で乗り越えたこと、ご自身を褒めてあげてください。
余裕がなくて子供を受け止めきれない時も、ご自身を責めないでください。
でも、心に無理のない範囲で、大変な時はちょっと周りの手を借りることも頭の片隅に置いてみてください。
スキンシップも、できる範囲で大丈夫。
自分が苦手なら、他の人に任せるのも一手。
少し気持ちに余裕がでてきたら、その時にもう一度考えてみましょう。
スキンシップが苦手なことは悪いことではない。
子供とお母さんの間で「このぐらいのスキンシップがあればまぁいいかな」という感覚が合っていれば、よそと比較することもない。
もちろんスキンシップは大事なことの一つですが、お母さんが子供にしてあげられることはスキンシップだけではありませんから、自分を責めるのではなく、少しずつでも向かい合っていけるとよいのではないかなと思います(私もまだ発展途上ですが^^;)